某年某月某日某時刻。とあるチャットに5人の無謀な男達が結集していた。
彼らの目的はただ一つ、オンラインセッションをしてみよう!ただそれだけである。
そんな一癖も二癖もある彼らを紹介しよう。何が無謀なのかは、これを読めばよーくよくご理解頂けるはず…。


悠然(GM):このセッションが開催されたチャットのあるHPの管理人。
       このメンバーの中ではTRPGに関する経験は最も豊富だが、
       実は今回開催される事になったソードワールドはほぼ経験がないという問題GM。
       公式リプレイその他書籍なら多数所有しているが、
       古書店を用いて蒐集しまくっているコレクターというのが一番正しいかも知れない。
       此度のセッションの発案者では無いが、ただ一番経験豊富という事でGMをする事になった。
       ちなみにセッション環境を用意する為にHPのサーバーを有料にして
       半年で1800円自腹で払ってたりする陰の(表のかも)功労者。

夜影(PL):恐らくTRPGに関してはPLの中で最も理解が有るが経験0、
       曲者揃いのPL陣の中にあってやっぱり曲者だけどツッコミ型だから一応のPL陣の良心。
       本人も暴走しようと思えば出来るのだが、GMの苦労を鑑みて
       限りなく暴走する危険性の高い他のPLの抑制に当たる事を決意してくれた(はずの)男。
       けど無理と思ったらあっさり諦めて自分も暴走する…かもしれない。
       ちなみにGMも本人も忘れかけているが副管理人だったりする。

埋スター(PL):悪の元凶…もとい、此度のセッションの発案者。
         でもきっと本人は自分が発案した事なんて綺麗さっぱり忘れてる。
         覚えてろよコンチクショウ。
         ちなみにTRPGに関する知識は公式リプレイは読んだ事がなくネット上の物しかないという偏りっぷり。当然初心者。
         どこまでも濃いPL陣の中においてその電波受信率という名の発想力は最も危険な領域に突入している男。
         ちなみに皆“埋”の字から“ウメ”と呼ぶが、本来の読み方は“まいすたー”らしい。

佳亜留(PL):一応常識的で直接的な危険さはさほどないが、
        いきなりダークホース的に(良い意味でも悪い意味でも)活躍する事があるGMが最も危険視している男。
        非言語的なただの奇声としか思えない会話を得意とする(それは常識的か?)。
        TRPGに関する理解度は埋スターと同等と思われる。
        ていうかPL全員こんなんばっかだな誰かお願いGM代わってだがそれは無理分かっているのさでも(略)
        そのうちGMも報われるはずである。というかもうコレ紹介文じゃない。

凸中(PL):初心者なのかそれともそうではないのか…とにかく様々な事が読めない男。
       リアルで会うと非常にお喋りなのだが、ネットではその反動かあまり喋らない。
       自他共に認めるスパロボ&巨乳好き。それが自他共に認めるような物でいいのか…?


GM : さて、では早速始めましょうか。
GM : まずは皆さん。種族が何が良いか考えましょう。個人的には全員初心者ですし当たり障りのない人間が良いのではないかと思いますが。
GM : ですが、強制ではありませんしエルフしたい!ドワーフしたい!グラスランナーしたい!というのであればそれも良いでしょう。
佳亜留 : 私は人間にします(女
凸中 : 俺は巨乳にしたい(爆
GM : (結局そこか凸中よ…)
凸中 : 嘘です。人間の男にしまっさ。
GM : (ほっ…)
夜影 : 人間かな。で、事前の話通り女性で。
GM : 埋スターはどうしますか?
埋スター : 人間で。性別は多数決をとろうかな(笑
GM : あそうそう、性別は(私と佳亜留と夜影しかいない時の)打ち合わせ通り男女半々で、女性はこの中では一応やれそうな夜影と佳亜留にしてもらいます。
佳亜留 : どういう判断を基準にしておるのやら…
GM : (消去法に決まってるでしょう)
埋スター : よし、じゃあ男で(笑
夜影 : 私はとりあえず執筆モードに近い回路に切り替えれば女性を演じるくらいはかろうじて可能、なはず。
GM : (夜影、はずじゃ困るんだが…特にお前の場合は)では、種族も決めましたし、ダイスを振って能力値を決めましょう。


今にして思えば、真っ当でない彼らに真っ当な出目を期待したのが間違いだったのかも知れない…(GM後に語る)


凸中 : 精神力8だー

夜影 : あの…1〜3の数が異常に多いんですが(汗

夜影 : 生命力21しか取り柄がない(汗 共通語が読み書きできない(滝汗

凸中 : 17,12,12,13,11,8ショボ!

埋スター : 上から10、14、18、13、12、14・・・HPが12かぁ・・・

GM : (こ、こいつら運無さ過ぎ…)


あまりに酷い結果に、GMは新SWリプレイNEXT一巻を急遽取り出し
清松先生の能力値低い時の対処法に関する発言を元に救済する事に。



GM : はぁ〜…。えー、副能力値が合計が56以下の人。つまりダイスの目の記入欄A〜Hの合計が56以下の人は振りなおしを許可します。だから…ちゃっちゃと真っ当な能力の作りやがれ。


しかし、GMのその思いは空しく…


埋スター : また振りなおし…か
GM : またですか〜…(泣


結局、4人中3人が振りなおす羽目になり、おまけに埋スターに至っては二回も振りなおす事になったのである。
思えば、清松先生の発言通りに56以下の場合数字を足して行くやり方の方が良かったかもしれない。



GM : (なんでこんなに時間食ったんだろう…何でもいいやもう)さぁて…いよいよここからが真のキャラメイク。2D振って出身を決めましょう。
夜影 : (コロコロ…)狩人…レンジャー単品か…微妙な…
埋スター :(コロコロ…) ぉ、商人か学者みたいだね。どっちにしよう
埋スター : じゃあ学者の方で、セージでいこうっと
凸中 : (コロコロ…)傭兵だ
佳亜留 : (コロコロ…)司祭だ…
GM : では…それぞれどの技能をメインで取るか決めましょうか。
佳亜留 : 筋力20の生命力22よ
凸中 : かなりムキムキな女キャラだな〜
佳亜留 : きっとアメコミの女ヒーローみたいなかんじさ…
埋スター : どう考えてもボディビルダーみたいな女の人やもん
佳亜留 : ふ…デッドオアアライブを考えてみたまえ…
凸中 : ワオ!!セクシーなねーちゃんJAN!!
GM : (なんでもいいから早く決めてくれ…)
佳亜留 : じゃファイターで
GM : 神官戦士ですか

夜影 : ん〜、レンジャーのみってのも微妙だな〜…
夜影 : けど戦士系じゃレンジャーが生かせなくなるし…やはりルーンマスターか…
夜影 : 一番シーフ向きなのは誰?
佳亜留 : 俺ではないな…どなた?
夜影 : じゃあ、わたしか凸中がシーフって事で…OK?
凸中 : シーフでいいよ。
佳亜留 : じゃ夜影はどーすんべい
夜影 : 凸中がシーフなら…私は…ん〜…平均的な中で低いのは精神力。私は余り物で行くわ。
埋スター : ええと、じゃあ僕はソーサラーレベル1を取得して後は保存しようかな。←知力22でセージ持ち
夜影 : …プリーストは一応いるわけだし、シャーマンで行くわ。女性だからレベルが上がれば回復も出来る!


こんな感じでここからは順調に…とは、問屋が卸してくれなかった。
お前らルールブックくらい一通り熟読しとけよ…。



佳亜留 : ボーナスって能力値の6分の1でいいのかい?
GM :(うぉい…)そうです。切捨てでお願いします。

埋スター : セージ2にするには経験点いくつ必要とよかぁ?そして何ページに出てる??
GM :(それくらい自分で確認してくれ…)P209ですね。

埋スター : えーと、冒険者レベルはどうなるの??
GM :(ヒクヒク…)冒険者技能の中で一番レベルが高いものになります。


始終こんな感じだったのだが、根気良く最後まで付き合ったGMは十分に良くやっただろう。


GM :それではお疲れ様でした…3日後にまたここでお会いしましょう…。


GMの受難は続く!